金融機関からどのようにみられるのでしょうか?
「債務超過」とは、負債が資産を上回っている状態をいいます。
貸借対照表(BS)上では、純資産がマイナスとなり、資産をすべて処分しても負債が残ってしまう状態、
つまり形式上では「破綻状態」と見なされます。
ただし、「債務超過」の状態であっても、資金繰りが回っていれば、事業の継続が可能だとは思いますが、
一般的には金融機関から新たな借入は極めて困難になります。
金融機関は「実態(実質)」で判断しています
金融機関は決算書に表示された数字(簿価)だけではなく
- 不良在庫(時代遅れ、劣化した商品など)
- 不良債権(回収不能、もしくは回収が長期化している売掛債権など)
- その他早期回収が困難な資産(貸付金、仮払金、出資金など)
などを差し引いた実態ベースで判断します。
「簿価」でなく「実態」で「債務超過」と判断されると、借換であっても新規融資は一般的には難しくなります。
債務超過の原因は何でしょうか?
多くの場合、「債務超過」の原因は
- 赤字の継続(過去の赤字が溜まって、純資産を食いつぶす)
- 含み損の表面化(多額の不良資産などを損切りする)
などが考えられます。
「債務超過」を解消するにはどうすればよいのでしょうか?
一例として次のような方法が考えられます。
- 毎期決算で利益を積み上げ、時間をかけ解消していく
- 出資者などの協力で増資する
- 金融機関の理解や協力を得て「債務超過」を圧縮する
~借入金の一部を劣後化する、債権カットをしてもらう 等
簡単ではありませんが、「債務超過」であっても
「利益」や「CF(キャッシュフロー)」が確保できていれば、打てる手があるかもしれません。
いずれにしても「債務超過」になる前に早めの相談が重要です。
2026/04/30







